VISION[ ビジョン ]Vol.2

新卒から社長へ
夢を持って働くことが一番のパワーになる

株式会社ベイシア
取締役 副会長
橋本 浩英 (2022.07.04 就任)
前役職:代表取締役社長

子どものころの夢は実業家

私は、みなさんと同じように新卒で採用され、ベイシアとともに人生を歩んできました。その中で、実はいくどとなく会社を辞めようと思ったことがありました。
なぜかというと「会社をおこして実業家になる」という小さいころからの夢があったからです。
いつかベイシアで経営を学んだら、夢へのステップへ進むつもりでした。しかし「そろそろ辞めなければ」という思いが頭をよぎるたびに、手応えのある仕事に挑戦するチャンスをもらい「もう少し経験を積んでから・・・」ということの繰り返し(笑)。
そうしてさまざまな経験をさせてもらううちに、事業部長になり、ベイシア電器に出向して経営執行職を担い、ベイシアに戻り3年経ったとき、ついに社長になっていました。座右の銘は「鶏口となるも牛後となるなかれ」ですが、ひとり一人に責任ある判断をまかされるベイシアでの仕事はすべてが「牛後」ではありませんでした。
もう一つ留まり続けた理由になったのが、創業者で現名誉会長の土屋嘉雄の存在です。
土屋は、一代でベイシアグループを築き上げた人物で、ずば抜けた経営手腕がありました。さまざまな業界の人が教えを請いたくるような人の経営を、間近で学べるのは何にも代えがたい魅力でした。

辞めるつもりで入社してもいい大切なのは目標を持つこと

土屋が築いたベイシアの社風で特徴的なのが、風通しのよさ。店長と社長だけが役職で呼ばれ、部長以下すべての人を“さん付け”で呼ぶのも、風通しをよくするためです。オフィスには部署を仕切るための壁もパーテーションもありません。社長も社員も一緒に大きなひと部屋で働いている。物理的にも人間関係にも壁がないので、役職の有無に限らずよい意見はどんどん取り入れられています。このような会社だから、わたしのような歯に衣着せぬ物言いをする人間が社長になれたのかもしれません。
実は、「起業する」という夢は、まだ捨てていません。ベイシアの中長期計画ビジョンを達成できたら、夢である社会に貢献できるような事業を起こしたいと思っています。わたしがこのような考えなので、「経営を学んだら独立したい」という人も、「ベイシアで骨を埋めたい」「ベイシアの社長になってやる」という人も大歓迎。社員がロマンを持って生き生きと働くことが、会社の一番の原動力。みなさんのやる気を引き出せる会社にしたいと思っています。

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