当社広報部員が、食品の生産現場からお店に並ぶまでをレポートする「商品がお店に届くまで」。
今回は群馬県昭和村を訪ね、レタス農家さんの畑からベイシアの店頭に商品が並ぶまでを追いかけました。
◆群馬県 昭和村 を訪ねて
群馬県産のレタスは長野県に次いで生産量が全国2位。昭和村の土壌は表面の黒土の下40~50cmに軽石の層があり、水はけがよい土壌のため水気を嫌うレタスの生育にとっては好条件。さらにレタスの甘味は寒暖差によって増すため、昭和村の気候はおいしいレタス作りに適しています。
撮影日はあいにくの曇り模様。
◆レタスはいつ刈り取りしているの??
レタスはいつ収穫されるのでしょう?皆さんはご存じでしょうか。
私は、日の出とともに作業を開始する、いわば厳しい現場を想像していました。しかし実際に畑に伺ってびっくり。集合時間は私の想像をはるかに超える、なんと午前2時だったのです。
◆おいしいレタスを届けるために
レタスをおいしく食べていただくには、朝日を浴びる前に収穫することがとても大事だそう。太陽の光で光合成を始めると苦みが増すため、少しでも苦みが増えない朝の暗いうちに刈り取り作業をするため、夜中から作業をスタートします。この時間に収穫するとレタスは夜露で身がしまってシャキシャキになるそうです。天候に関係なく雨が降ろうが、風が吹こうが、台風でさえも必ず収穫をしています。たしかにお店にレタスがないなんて想像できないですよね?レタス収穫用包丁をもっての作業なので、さすがに雷の時だけは命に危険があるということで中止になるそうです。
◆徹底した鮮度管理
刈り取ったレタスはすぐにそのまま店頭へ運ぶのかと思いきや、真空槽で30分間冷却します。真空予冷することでレタスの芯温を5度まで落とすと劇的に鮮度が保たれるのだそうです。
その後レタスは5℃を保つ冷蔵車でベイシアの店舗まで配送。美味しくたべてもらいたいという生産者さんの熱い想いとうらはらに、冷え冷えクールな状態で店舗に到着します。
◆生産者さんからうかがった“とっておきの保存方法”
レタスの芯をくりぬいて、芯のあった穴にキッチンペーパーを濡らして詰め、冷蔵庫で保管すると日持ちするそうです!!
◆編集後記
子供のころ、両親や祖父母、幼稚園の先生からご飯の前には『いただきます!!』とあいさつすることを教わったのではないでしょうか。食べ物が生産されて食卓に届くまでの道のりを知ると、「いただきます」の声はいつもよりも大きく、力が入った気がしました。