STAFF

先輩から引き継いだ
誇れる社風を次世代リーダーへ

S.Y

教育部
部長
2003年 新卒入社

ベイシアに入社したいと思ったのは
どうしてですか?

利益の追求だけではない
大きなビジョンに感銘

大学で都市経済を専攻したことで、都市開発における小売店の役割に興味を持っており、就職活動では当初から小売業に注目していました。
いろいろな会社の説明会に参加する中で、ベイシアの経営理念を知り、「会社を大きくするのは地域のためであり、国民の生活を豊かにすることが目的」という単に企業として利益を追求するだけに留まらない、スケールの大きなビジョンに感銘を受けたことを覚えています。
また、キャリアプランが明確に示されており、やる気があれば若いうちから店長や責任のある役職にもチャレンジできることや、人材育成に力を入れていることにも魅力を感じました。
将来、自分自身も大きく成長して会社に貢献することはもちろん、社会にも貢献できるような人材になりたいと強く心を打たれたことが入社の決め手となりました。

入社からの経歴と
現在の仕事内容について
教えてください。

20回以上の異動を経験し
多くの人とのつながりも

入社後は、野菜や果物を扱う青果担当になりました。最初の配属先の店長の、誰からも信頼され親しまれる人柄に影響を受けて、店長を目指すようになりました。
入社4年目で店長になり、さまざまな地域・規模の店舗や新店舗立ち上げなどを経験したのち、各地域の店舗を統括する販売部に異動になりました。
さらにバイヤーも経験し、2016年からはいつかはやってみたいと思っていた教育部に所属しています。
現在に至るまでに20回くらいの配置転換を経験していますが、常にそのときそのときを大事にしようという思いでどの仕事にも向き合ってきましたし、たくさんの人とつながることができたのは素晴らしい経験です。
教育部では社員本人の適性や希望に応じた人材育成のために、中長期的な教育プログラムの立案や階層別セミナーの実施などを行っています。
また、誰もが安心して働ける職場環境を強化するための取り組みにも力を入れています。

印象に残っている出来事について
教えてください。

「生活を守り命をつなぐ」
有事にこそ使命を実感

2011年の東日本大震災の際、私は福島と栃木の店舗を統括する販売部に在籍していました。当時の福島は物流が麻痺し、周辺の他社の店舗が次々と閉店していく中で、ベイシアはなんとかギリギリの営業を続けていました。
私以外にも店長や店舗社員が県外から来ており、上層部は社員への安全配慮から、福島の店を閉鎖するよう業務命令を出しました。
しかし、私たち福島にいた社員みんなの「その場に留まりたい」「絶対に諦めたくない」という思いが一致し、福島に残らせてもらえるようトップを説得しました。「閉鎖してしまったら、地域の方たちの生活を守れなくなる」という一心だったと思います。
店舗を開店していれば、食料や物品の供給もできて避難場所にもなり、地域の人たちの再会の場所にもなります。普段はスーパーマーケットはあって当たり前の存在になっていますが、有事のときにこそ「生活を守り命をつなぐ」という使命がある。当時、福島にいた社員が同じ気持ちでその使命を全うできたと思える出来事でした。

今後、取り組みたいことは
どのようなことですか?

課題にしっかり対応できる
スペシャリストを育成

店舗や販売部での経験が長いこともあり、私には一緒に仕事をした後輩がたくさんいます。その後輩たちがベイシアで働き続けることで成長し、本人と家族の幸せが続いていくことが私の願いです。
それを叶えるためには、先輩社員から引き継いだ誇れる社風とノウハウを私からも次世代へと引き継ぎ、しっかりバトンを渡していく必要があります。
会社の成長は“人づくり”にかかっているといっても過言ではありません。少子高齢化やIT技術の進化などの社会の変化に加え、流通業界ではオーバーストアや人手不足といった問題も抱えています。
こういった課題にしっかり対応できるよう、各分野のスペシャリストを育てていくため、先を見据えた教育体系を構築し、次世代リーダーの育成に取り組んでいきます。