STAFF

我々の使命は、まだ世の中にない
より価値のある商品を提供すること

T.T

食品事業部 グロサリー部
部長
2005年 中途入社

入社から現在までの経歴を簡単に教えてください。

副店長や販売企画など
さまざまな職種を歴任

前職ではお酒の専門店で店長をしていました。当時から一消費者としてベイシアを利用していて、品揃えや店舗の雰囲気、そして何より安さに好感をもっていました。
ベイシアに転職して最初の1年半は店舗の配属となり、埼玉県でラッシュだった新規オープンの立ち上げにいくつかの店舗で携わりました。
3店舗目では副店長として、パートさんなど100名以上の従業員を統括する役目を担いました。
そのあとは本部の販売企画部を経て、商品部の配属になりお酒や、健康・美容関連などのバイヤーを約9年経験し、現在はグロサリー部門のマーチャンダイザーです。
グロサリーとは大きくわけて「加工食品」「お菓子」「お酒」からなる部門のこと。
これらの商品で、ベイシア独自のPBの開発やリニューアルに取り組んでいます。

マーチャンダイザーとして
どのようなことを
心掛けていますか?

差別化できることを考え
安さだけではない
価値で勝負

最近は安いだけの商品では売れなくなってきています。
どの会社でも「良いものを安く」と同じようなことを考えていますので、ベイシアとして差別化できることは何かを考え、独自の勝負できる要素を加えて、なおかつどこまで安くできるかということに挑戦しています。
PBというと「既存のメーカー品に対して、同等の品質のものをより安く提供する」といったイメージになっていますが、本来は、まだ世の中にない、より価値のある商品を提供するものだと考えています。
まったくのゼロから手掛けるとなると難しいですが、例えばメーカーさんの独自の技術を利用させてもらったり、既存商品を進化させたりすることで新たなものを生み出してきました。
例えばPBのポン酢は、既存商品に比べて量が多く低価格ですが、それだけではありません。
口が広くて出しすぎてしまうところに着目し、量を調節でき、酸化を防止するボトルを採用しました。
安さだけではない価値が認められ、売れ行きも好調です。

これまで企画した商品の中で
印象に残っているものを
教えてください。

蓄積した経験や
情報力によって記録を
超えるヒット商品に

蓄積した経験や情報力によって記録を超えるヒット商品に

お酒のバイヤーを担当しているときに、1週間で7千本も売れて大成功したワインがあったのですが、自らその記録を超えたいと、新たなワインを企画しました。
価格は圧倒的に安くしたかったので298円。一般的な酒屋さんにも同価格帯のワインはありますが、どうしても安かろう悪かろうになってしまいます。
私の企画では、298円でも飲み飽きしなくて日常的に楽しめるレベルまで改良をしました。
そしてチーズと一緒に陳列するなど売場の展開にも工夫をしたことで、1週間で2万本という爆発的なヒット商品になりました。
酒バイヤーを担当したあとにもいろいろなバイヤーを経験し、市場の動向や消費者ニーズなどの分析力も高めてきた結果、「これならいける」と判断したものが見事にハマった商品なのだと思います。
マーチャンダイザーやバイヤーにとってPBは、手塩に掛けて育ててきた我が子みたいなもの。
消費者に受け入れられ、認められた結果が数字として現れることは、この仕事の醍醐味ですね。

ベイシアという会社の魅力は
どのようなところでしょうか。

「お客様のため」の
意味を問い直し
自信をもってPBを提案

ベイシアは、企業として非常に前向きな雰囲気があり、夢のある会社だと感じています。
本当の意味で「お客様のために」とは何なのかを問い直し、魅力のあるPBを、自信をもって提案していきましょうという姿勢は、社員にとって誇れるものではないでしょうか。
会社としても、どんどん海外へ出て開発につなげようという流れになっており、昨年はフランスのパリで開催された世界の食の見本市に参加させてもらいました。
ヨーロッパ圏だけでなく、アフリカやアジアなど世界各国からメーカーが出展しており、いろいろな方と話をさせてもらい新たな価値観に気づかされることもたくさんありました。
私がいま最も後悔しているのは、ビジネスシーンで通用する語学力を身につけていなかったことです。
今後はますます海外に出る機会が多くなると思いますので、これから入社したいという方にはぜひ、海外の取引き相手の目を見て、直に商談ができる語学力やコミュニケーション能力を身につけてもらいたいと思います。