STAFF

惣菜は最もクリエイティブな部門
ベイシアならではの商品を企画

M.R

食品事業部 惣菜部
部長
2003年 新卒入社

現在の部署ではどのような業務に取り組んでいますか?

惣菜一筋の経験を活かし
「より良質なもの」に挑戦

私は入社後、店舗で惣菜の担当者からスタートし惣菜バイヤーを経てマーチャンダイザーになりました。
現在は主に惣菜の商品開発、そして原料調達を行っています。
私にとって惣菜は、スーパーの中で最もクリエイティブな部門です。
コロッケを例にすると「どのような材料で作るか」「どんな味にするか」「形や大きさはどうするか」といったことを考慮して他社にはない商品を企画します。
これまではどちらかというと価格やボリュームを優先させてきましたが、今後は「より良いものを」という視点でさまざまな品種の強化に取り組んでいます。
例えばお弁当では野菜をたっぷり取り入れた商品です。
カフェのランチのような女性が手に取りたくなるような商品ですね。
そしてサラダ。いままであまり気に掛けてこなかったカテゴリーなのですが、惣菜部だけでなく青果部や鮮魚部、精肉部などと連携して「ベイシア350サラダスタイル」というコーナーを作り全店に展開させようとしています。

これまで企画した商品の中で
印象に残っているものを
教えてください。

調理法を見直したことで
爆発的な人気商品に

バイヤー時代のことですが、398円で販売していたカツ丼を内容は変えずに298円で販売しようということになりました。
もともと人気商品だったので、安くすれば当然飛ぶように売れるのですが、一度に6食しか作れなかったため思ったように販売数も利益も上がりませんでした。
そこで、厨房の設備についていろいろと検討したところ、ある調理法を思いつき一度に24食作れるようになりました。
その結果、ベイシアの惣菜のすべての商品の中で最も売れている商品になり利益率もぐんと高くなりました。
いろいろな会社のカツ丼を食べ比べてみましたが、味もトップレベルのおいしさで価格はダントツの安さ。
他社に負けない最高にコストパフォーマンスのいいカツ丼と自負できるものになっています。
ほかにも、通常の2倍のサイズのアジフライもものすごくインパクトのある自信作の一つです。
このように、自分が思い描いたことが具現化し、売上という形で評価されるのはとても嬉しいですし、仕事のやりがいになりますね。

マーチャンダイザーとして
心掛けているのは
どのようなことですか?

店舗の担当者や従業員に
「作りたい」と
思ってもらえるように

商品開発において何よりもまず大切にしなければならないのは、食品の安心安全です。
いい商品を出して売上を伸ばしたいという気持ちはもちろんありますが、決して自己満足にならないように「何を優先すべきか」ということを常に意識しています。
無理な日程でやらない、不完全な状態で店舗に持っていかないなど、基本的なことですが徹底して意識付けしなければなりません。
また、いくらいい商品ができたとしても、実際に作ってお客様に販売するのは店舗の従業員です。
ですから、お客様に売る前にまずは店舗の惣菜担当者にどう売込むか、ということが課題になります。
そして、パートさんが多い現場なので、パートさんたちにとって作りやすくいかに「作りたい」「売りたい」と思ってもらえる魅力のある商品なのかということも重要だと考えています。

今後取り組みたいことや
目標などを教えてください。

自分の仕事だけでなく
後輩がいかに成果を出せるか

商品部のバイヤーやマーチャンダイザーは、個人で仕事を完結させることが多いので、個々のノウハウや経験によって結果に差が出てしまうことも少なくありません。
私もまだまだ勉強中ではありますが、年々、年下の後輩バイヤーも増えてきています。
今後は自分の担当する仕事だけでなく、後輩がいかに成果を出せるかという部分にも注力していきたいと思っています。
個人的なキャリアについていえば、私は入社以来惣菜一筋ですので、惣菜部門のトップを目指すことが目標の一つです。
その一方で、惣菜以外の分野に関して知識が少ないのではないかと感じていますので、もっと幅広い知識や視野を得るためにほかの分野にも挑戦したいですね。
店長の仕事にも興味がありますので、まだまだ可能性を狭めずいろいろなことにチャレンジし続けたいと思っています。